CASE STUDY
事例
01 東京都葛飾区 行政代執行の事例
■平成18年から所有者に対し、再三にわたって建物の老朽化対策を働きかけを行ってきたが、何の対 策も講じられず放置状態が継続
■老朽化が進む当該空家がいずれ倒壊することは不可避で、建物北側の鉄道、南側の区立公園利用者 など、周辺に危害を及ぼすことは確実であるとして、平成28年3月3日に代執行を実施
02 東京都品川区 行政代執行の事例
■平成18年頃から敷地内及び建物内に資源ゴミ等が錯乱し、ゴミの集積が要因となって小学校の通学 路に面する外壁の一部が崩壊したため、平成26年3月に近隣住民が区に改善要望( 1,610人の署名)
■区は建物管理者と改善策について話し合いを続けたが、管理者による自主解決がなされなかった
■ゴミの散乱や外壁の穴あき状態をこのまま放置することは周辺住民の安全面でも多大な支障がある として、平成28年5月に敷地内及び建物内のゴミの撤去(約25t)と外壁及び柱の修復の代執行を実施
03 東京都板橋区 行政代執行事例
■平成7年以降、所有者が敷地内に溜め込んだゴミの異臭等について、近隣住民が区に改善を要望
■その後も指導や説得を継続するが、解決に至らない状態が継続する中、平成27年に所有者が死亡。 区は法定相続人の相続放棄及び死亡を確認し、措置を命ぜられるべき者を確知できないと判断。
■敷地及び建物内の大量のゴミの放置に加え建物が傾斜するなど、このまま放置すると近隣住民の 生活への重大な悪影響が継続し、建物の倒壊も不可避であるため、区は家庭裁判所に相続財産管理 人を申立・選任し、平成29年1月に相続財産管理人を義務者とする代執行を実施。